「バナナペーパープロジェクト」ってなに?

バナナが紙になるってほんと?

最近、地球にやさしいものがたくさん作られるようになってきました。そんな中でびっくりするもののひとつが「バナナペーパー」です。みんながよく食べるバナナから、どうやって紙ができるのでしょう?

バナナペーパーってなに?

バナナペーパーは、バナナの**茎(くき)からとれる特別な糸(いと)みたいな繊維(せんい)**を使って作られる紙です。この繊維に、リサイクルされた古い紙や、森を大切に守りながら作った木からとれるパルプを合わせて作っています。

作り方には、日本の伝統的な「和紙(わし)」の技術が使われていて、紙の表はツルツル、裏はザラザラ。よーく見ると、バナナの茎の細かい繊維がすけて見えるんです!

なんでバナナの茎を使うの?

バナナの茎は、バナナの実を取ったあと、ふつうはすてられてしまいます。でも、この茎には強い繊維がたくさん!これを使うと、地球にも人にもやさしい、すてきな紙ができるんです。

さらに、バナナペーパーを作ることで、貧しい国の人たちが仕事を見つけられたり、女性たちが活やくできるチャンスにもなっています。だから、バナナペーパーは、環境も、人も、大切にするサステナブルな(未来のためにがんばる)紙なのです。